起業した2009年から専門分野として深めてきたのは「居場所づくり」です。2011年には学童保育の補完機能となる「寺子屋ひらき」を開校し、まちなかで子ども達の居場所づくりを実践してきました。また全国の空き家を活用した居場所づくりを研究する組織であるコミュニティカフェ連絡協議会の役員を務め、視察や講演を行ってきました。
 いま、富山は私が産み育てていただいた“富山”とは雰囲気が異なっています。地域の子育てを、まさに地域が支えてきた、あの頃の“富山”では、隣近所の皆さんが「りゅうちゃん、おかえり。お菓子でも食べてくけ?」と気軽に声をかけてくれ、ちょっとイタズラをすれば、「りゅうたろう、ダメだぞ!」と叱ってくれました。地域が子どもを見守っていました。しかし、今は公園に子どもの姿は見られず、隣近所の子どもについて、名前を知らないという地域まで富山に存在しています。まずは、地域ごとの居場所づくりを進め、地域で子育てをする環境を取り戻すことが必要です。