フェイスブック ツイッター メール ページトップへ

富山を元気に!富山を愛する男、富山県議会議員、平木柳太郎(ひらきりゅうたろう)のオフィシャルサイトです。

富山県議会議員平木柳太郎

自民党
富山県議会議員平木柳太郎のお電話のお問い合わせは076-422-1933までどうぞ富山県議会議員平木柳太郎のメールでのお問い合わせはこちらから
HOME > ブログ > 政務活動費問題が引き起こした富山市議会議員補欠選挙の結果について、富山県議会議員の平木柳太郎が初歩的な解説記事を書いてみました。

政務活動費問題が引き起こした富山市議会議員補欠選挙の結果について、富山県議会議員の平木柳太郎が初歩的な解説記事を書いてみました。

政務活動費の不正で12名の大量辞職を生じさせた富山市議会で、
補欠選挙が行われ、もともとの欠員1名も含めて13名が当選しました。

私自身は中心的な役割で関わることのなかった市議補選でしたので、
自民党の立場ながらも客観的に、残しておきたいことを書いてみます。

■自民党推薦・支持の候補者たち

今回、6名が自民党が関わる候補者で、
結果は、次の通り、5名が当選、1名が落選しました。

【当選】
舎川 智也(2位 6,121票)
高田 真里(3位 5,445票)
高道 秋彦(4位 5,033票)
江西 照康(6位 4,536票)
押田 大祐(10位 4,131票)

【落選】
金谷 幸則(14位 3,891票)
※13位までが当選で、次点。

党内での取扱としては、
推薦したのが、高田さん、高道さん、江西さん、金谷さん
支持したのが、押田さん、舎川さん。

推薦と支持というのは党内にいても分かりづらいです。
自民党として、公認>推薦>支持と優先順位をつけるもので、
実質的な支援体制について、大きく違いが出るものではありません。

今回は推薦と支持を受けた候補に対しては、
自民党所属の県議や市議が応援に行ける、と決定していました。
※それ以外の候補に対しては応援してはいけない、ということと同義。

「自民党の推薦、ちょーだい!」
「はい、どーぞ!」

と簡単な手続きではなく、
自民党の場合、「推薦」または「公認」を受けるためには、
地域支部から富山市連合支部へ推薦することが必須です。

今回のような補欠選挙の場合、
日頃から党の地域支部に関わっていないと、
推薦を得ることは極めて難しくなります。

かく言う私自身も、4年前の県議補欠選挙では、
自民党公認となるまで、いろいろありました。
※いろいろについては、直接聞いてください。

推薦となった4人は、地域支部からの後押しがあります。
支持となった押田さんは、近隣の支部に現職の自民党市議がいることもあり、
推薦をもらわず、比較的ゆるやかな所属としての支持を選んだのでしょう。

もう一人の舎川さんは、いろいろありました。
なんと、選挙期間中の11月2日、追加で自民党支持が決定しました。

舎川さんは、奥野詠子県議の後援会青年部長としての活動をはじめ、
私も自民党青年局でご一緒し、各事業に対して真摯に向き合っていましたし、
日頃から自民党に対して貢献してきた一人であると言えます。
加えて、ご本人の人柄も素晴らしいです。

しかし、住まいのある蜷川支部には、選挙直前で辞職した自民党市議がいるため、
地域支部として、すぐに鞍替えというわけにはいかなかったようです。

そもそもが来春に同じ支部から出馬を検討していたようで、
自民党の地域支部を二分させてしまうリスクもある動きであり、
地域の意思統一が出来なかった蜷川支部の役員や、
同地域を取りまとめる役割でもある奥野県議にも責任ありと言えます。

結果的に舎川さんが苦しい思いをすることになり、
「市連として、地域支部の推薦が無い舎川さんを支持・推薦することは出来ない」
と五十嵐県議(富山市連幹事長)が役員会等の場で明言した後に、
選挙告示後に、追加支持するという混乱を招いたことも、
私を含めた富山市選出の県議団として、省みるべきと言えます。

追加支持の発端となったのは、
北日本新聞社が選挙期間中の11月1日に発表したアンケート結果で、
「当選後、会派に所属しますか?」の問いに対して、
舎川さんだけが自民、他5人の自民候補は未所属または未定と答えたことでした。

このアンケート結果には、特に舎川さん以外の自民候補5名について、
どうして明確に自民党所属と答えなかったのか、仮説が立てられます。

・政務活動費の問題で、自民党への逆風を警戒したため、
 選挙に勝つという目標を優先して、無所属や未定にしようと助言があった。
 ※候補者が決めたか、支援者や議員からの助言があったかは不明

・保守系無所属という言葉があり、自民党の推薦・支持を得ていても、
 他の市町村議会では無所属という立場の議員がいるため、同じように考えた。

・当選後、既存の自民党会派ではなく、自民党として別会派を立ち上げるつもり。
 ※これも他の市町村議会では幾つも見られる。過半数を持って一つの会派が珍しい。

・そもそも選挙対応で忙しく、アンケートを重要視せず安易に答えた。

ざっと上記のような仮説を立てられる、とは言え、
選挙前に推薦・支持を欲しいけど得られなかった舎川さんが自民と明確に答え、
他5人は無所属または未定と答えたことは、自民党市連役員に対して、影響力を持ちました。

結果として舎川さんも「自民党支持」となり、
奥野詠子県議や鋪田博紀市議などが応援に入ることができました。

自民党の推薦・支持を受けた6名にとって、
選挙結果にプラスだったのか、マイナスだったのか、
これは投票率との関係で考えていくことが必要です。

■投票率という現実

今回の選挙、投票率は26.94%でした。
有権者が34万9,442人いる中で、25万3,422人が棄権しました。


4人に一人しか投票していないのに、当選と落選は無情にも決まります。
SNSなどを見ると、もっともらしく棄権することを肯定する書き込みもあり、
20歳から迷うことなく投票してきた私にとっては、理解しがたい部分もあります。

選挙分析の一般論としては、
投票率が低いと、組織票を持つ候補が強いとされます。

これまでも投票に行くことが当たり前で、かつ地域ごとに、
特定の候補者を支援することが当たり前になっているため、
投票率に関わらず、必ず投じられる一票が読めるためです。

今回の選挙で言えば、自民以外にも社民、共産、維新から、
1名以上の当選者を出していることが物語っています。

当選した13名のうち、完全無所属は大島さん、上野さん、島さんの3人。
大島さんは元町議会議員、島さんも過去に選挙経験ありとして除けば、
ママ達の代表として最年少で立候補した上野さん一人とも言えます。

先述の話に戻せば、最後に追加支持となった舎川さんが2位当選した結果には、
自民党の組織票が少なからず加わった結果で、支持はプラスに働いたことになります。

もちろん舎川さんの場合、これまでの活動で得ている信頼から、
多くの仲間を巻き込んだ選挙だったことから、良い結果は予想できるものでした。

■これからの5ヶ月で出来ること、すべきこと

必死の一週間で勝ち取った当選は、半年後に再び有権者へ委ねられます。
次は4年に一度の本選挙に臨まなければなりません。

議員として最も重要な定例会(議会)は、
12月と3月に行われるため、本選挙前に2度の経験ができます。

その議会では、13名全員は難しいかもしれませんが、
おそらく2議会のうち1回は質問の機会が与えられると考えられます。
定例会以外でも常任委員会などで市政に問いかけることができます。

半年後の本選挙では、少なくとも4年近く以上の議員活動をしてきた27名と、
真正面から選挙で戦い、経験不足の壁を超えなければなりません。

私は県議会しか経験が無いため、全く同じとは言えませんが、
新人13名に対して、ちょっとだけ議員の先輩としてお伝えするなら、
次の2つを徹底的に行うべきだと考えます。

1.市の財政分析(予算とは何かを知る)
2.公約の理論武装(課題の裏取りを進める)

例えば私たち議員を、民間企業のコンサルタントと考えた場合に、
顧問先の企業(市役所)に対して、効果的なコンサル(議会質問)をするならば、
相手先の財務分析は欠かせません。

しかも中小企業ではなく予算規模3千億円超の大企業に対して、
いきなり新人コンサルが勝負を挑むにはハンデがあり過ぎます。

まずは予算とは何かを知り、市の財政分析を行うこと。

その前提があって、掲げた公約の理論武装を行うことができます。
選挙で有権者と約束した公約は、現場の問題意識は取り入れられていても、
市政側の立場で考えられていないことが多く、議会で光を持ちません。

公約には、既に実施済みの対策、その予算規模、全国の事例など、
議員として必要な理論武装を施すことで、公約に光が灯ります。

こうやって口で言うのは易し、実際に行うは難し、です。

それでも半年後に現職と真正面から戦うためには、
少なくとも上記のことに取り組まないと、同じ土俵にも上がれません。

■有権者がチェックしなければならないこと

今回の補欠選挙を引き起こしたのは、
もちろん不正を行っていた市議会議員達なのですが、
それを徹底追求してきたマスコミの動きも目立つものでした。

一方で、投票率は過去4番目に低く、30%にも届いていないことから、
北日本新聞社を筆頭とする地元紙などの頑張りは、無関心を助長するか、
もともと関心を持っていた方にしか届いていないことになります。

選挙前後で候補者たちに行われたアンケートがありました。
議員報酬額や政務活動費について、好き勝手に書かれていました。

これから議員の現場を知り、現実を知りながらも、
そのアンケートに答えたことに向き合っていく人なのかを、
しっかり見極めていくことが、本選挙での判断材料となります。

もし、この補欠選挙で掲げたこと、答えたことさえも朝令暮改する人物ならば、
辞職した議員たちと同じように、問題を起こす可能性が高いと考えられます。

投票した人、棄権した人、すべての有権者に求められることです。

最後に、今回の選挙で私から支持をお願いした候補に対して、
その貴重な一票を投じてくださった皆さんに心から感謝いたします。


【参考画像】
kaiha.PNG
keiji.JPG

2016年11月 8日 10:43 PM